優良事業者認定を取得するために必要な、ISO14001やエコアクション21。
どのような制度で、どうしたら取得できるのかをまとめてみました。
エコアクション21とISO14001の違い!
優良産廃事業者認定を取るためだけの視点で整理しています。
この表を見たら一発です。
エコアクション21 | ISO14001 | |
制度の目的 | 自発的なPDCAサイクルにより、環境パフォーマンスの継続的な改善を図る | |
規格制定者 | 環境省 | 国際標準化機構(ISO) |
制度の特徴 | 国内規格 | 国際規格 |
中小企業向け | 大企業向け | |
更新期間 | 2年ごと | 3年ごと |
初回認証費用 | 約30万円 | 約150万円 |
更新費用 | 約10万円 | 約150万円 |
優良事業者認定を取るためなら、エコアクション21を取りましょう。費用が全然違います。
ISO14001を否定しているわけではありません。
産業廃棄物処理業者が、優良産廃事業者認定を取るための要件として、環境制度認定を取得する場合は、費用と取得の容易さから、エコアクション21がおすすめと私は考えます。
ISO14001を取るメリットは?
ISOは国際規格であり、ISO9001(品質マネジメントシステム)、ISO50001(エネルギーマネジメントシステム)など様々なものがあります。
ISO14001以外にもISOマネジメントシステムを導入する必要がある、
国際規格としての導入が必要=国内だけでなく海外でもビジネスをしている、
ような場合には、ISOを取得したほうが良いかもしれません。
エコアクション21はどうやって取るの?
エコアクション21の取得にあたっては、各地域の事務局に連絡をしてください。手続きの流れから申請書の配布まですべて手配してくれます。
認証が終わると、上のようなロゴマークを利用することができます。
まとめ
- エコアクション21は国内規格、ISO14001は国際規格
- 30万円あればエコアクション21は取得可能
- 優良産廃事業者認定のためなら、エコアクション21がおすすめ

行政書士 高橋 剛

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